ユダ・マカバイとは?
ゆだまかばい
ユダ・マカバイとは、紀元前2世紀にユダヤ教の迫害に抵抗したマカバイ一族のリーダーであり、セレウコス朝への反乱を率いてエルサレム神殿を奪還した英雄です。
ユダ・マカバイ(Judas Maccabaeus、生没年:紀元前190年頃〜160年頃)は、古代ユダヤの軍事指導者であり、マカバイ家(ハスモン朝の先祖)の中心人物です。ギリシャ語では「ハンマー」を意味する「マカバイオス」という異名を持ちます。
紀元前2世紀、セレウコス朝のアンティオコス4世エピファネスはユダヤ教を禁止し、エルサレム神殿をギリシャの神ゼウスへの神殿に転用するという暴挙に出ました。これに対し、父マタティアスの後を受けたユダ・マカバイはゲリラ戦術を駆使して反乱軍を率い、圧倒的な大軍に対して数々の勝利を収めました。
主な功績は次の通りです。
- 紀元前164年のエルサレム神殿奪還と再奉献(ハヌカーの起源)
- ベト・ホロンの戦いなど複数の戦闘での勝利
- ユダヤ人の宗教的自由の回復
- ローマとの同盟交渉(ユダヤ史上初期の外交的取り組みの一つ)
神殿奉献を記念する「ハヌカー(光の祭り)」はユダヤ教の重要な祝日として現代まで続いており、ユダ・マカバイの戦いは信仰を守るための抵抗の象徴として語り継がれています。紀元前160年の戦闘で戦死しましたが、その遺志はハスモン朝の建国に受け継がれました。
使い方・例文
旧約聖書外典の「マカバイ記」やユダヤ教の祝日ハヌカーを解説する文脈で、「ユダ・マカバイの神殿奪還がハヌカーの起源だ」という形で登場します。
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