ヤーセル・アラファトとは?
やーせるあらふぁと
ヤーセル・アラファトとは、パレスチナ解放機構(PLO)の議長を長年務め、パレスチナ自治政府の初代大統領に就いた中東和平交渉の中心人物です。
ヤーセル・アラファト(Yasser Arafat、1929〜2004年)は、パレスチナの政治指導者で、パレスチナ人の民族自決と国家樹立を求める運動を数十年にわたって指揮しました。エジプト・カイロで生まれ、カイロ大学で土木工学を学んだ後、1950年代からパレスチナ解放運動に携わりました。
1964年に設立されたパレスチナ解放機構(PLO)で、1969年に議長に就任。武装闘争路線を掲げる一方、1970年代以降は国際的な外交承認を求める方向へ舵を切りました。
アラファトの政治的軌跡における主要な出来事は以下のとおりです。
- 1974年に国連総会で演説し、「オリーブの枝と戦士の銃を持ってきた」と述べた場面は歴史に刻まれた。
- 1988年にPLOがイスラエルの存在を事実上承認し、パレスチナ独立を宣言した。
- 1993年にイスラエルのラビン首相とオスロ合意に署名し、翌年ノーベル平和賞を共同受賞した。
- 1994年にパレスチナ暫定自治政府が発足し、初代大統領に就任した。
晩年はイスラエルとの和平交渉が行き詰まり、2000年のキャンプ・デービッド会談は決裂。ラマッラーの本部に事実上幽閉された状態で過ごし、2004年にフランスで死去しました。中東和平の象徴的存在でありながら、その評価はパレスチナ側とイスラエル・欧米側で大きく分かれています。
使い方・例文
中東和平をテーマにした歴史や国際政治の授業では、オスロ合意とアラファトの名がセットで取り上げられます。
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