ヤエザクラとは?
やえざくら
ヤエザクラとは、花びらが通常より多く重なって咲く八重咲きのサクラの総称で、豪華で華やかな花姿が特徴です。
ヤエザクラ(八重桜)とは、花びらが通常の5枚を超えて八重(多数)に重なって咲くサクラ品種の総称です。一重咲きのソメイヨシノより開花が遅く、4月下旬〜5月上旬ごろに見頃を迎えるものが多いです。
種類と代表品種
ヤエザクラには多くの品種があり、代表的なものとして以下が挙げられます。
- 関山(カンザン):濃いピンク色で花びらが30枚以上にもなる最もポピュラーな品種
- 一葉(イチヨウ):淡いピンクで花芯から葉化した雌しべが1本伸びるのが特徴
- 普賢象(フゲンゾウ):淡い紅色〜白で2本の葉化雌しべがある古来品種
- 松月(ショウゲツ):白からピンクへのグラデーションが美しい品種
花の仕組みと特性
八重咲きは、本来おしべやめしべに分化するはずの器官が花びら(花弁)に変化する「花弁化」によって生じます。このため多くのヤエザクラは実(サクランボ)をつけません。花びらが多い分、満開時の密度が高く、散るときも花びらが舞い落ちる量が多いため視覚的な美しさが際立ちます。
文化的意義
平安時代から観賞用として珍重され、古典文学にも登場します。現代でも公園・神社・街路樹として植えられ、ソメイヨシノが散った後の花見を楽しめる樹種として人気があります。
使い方・例文
ソメイヨシノが散り始めた頃に見頃を迎えるヤエザクラは、奈良・吉野山や東京・上野公園などで花見の時期を延ばしてくれる存在です。「八重桜まつり」として独自のイベントを開催する地域も多くあります。
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