モーダルジャズとは?
もーだるじゃず
モーダルジャズとは、複雑なコード進行の代わりにモード(旋法)を基盤とした即興演奏スタイルで、1950年代末に登場したジャズの革新的潮流です。
モーダルジャズ(Modal Jazz)は、ジャズの演奏スタイルの一つで、頻繁に変化するコード進行への依存を減らし、特定のモード(旋法・スケール)を軸に即興演奏を展開する手法を指します。1950年代末のアメリカで生まれ、ジャズの歴史における重要な転換点となりました。
それまでのビバップは、複雑なコード進行を素早くなぞる高度なテクニックが求められました。これに対しモーダルジャズは、一つのモードの上で演奏家がより自由に時間をかけて音を選べるため、独特の開放感や瞑想的な雰囲気が生まれます。
モーダルジャズを語る上で外せないのがマイルス・デイヴィスです。1959年に発表したアルバム「カインド・オブ・ブルー(Kind of Blue)」はモーダルジャズの金字塔とされ、ジャズ史上最も売れたアルバムの一つとなっています。ビル・エヴァンス、ジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイら一流ミュージシャンが参加し、新しい音楽の可能性を示しました。
その後ジョン・コルトレーンは「マイ・フェイバリット・シングス」などでモード奏法を発展させ、フリージャズへの道を開きました。モーダルジャズの影響はジャズにとどまらず、ロック・フュージョン・ニューエイジ音楽など多くのジャンルに広がっています。
使い方・例文
マイルス・デイヴィスの「カインド・オブ・ブルー」を聴くと、コード進行の束縛から解放されたモーダルジャズの浮遊感と独特の静けさを体感できます。
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