モンスーン気候とは?
もんすーんきこう
モンスーン気候とは、季節によって風向きが大きく変わり、雨季と乾季がはっきり分かれる気候のことです。
モンスーン気候とは、季節によって卓越する風向きが180度近く変化し、それにともない降水量が極端に多い時期(雨季)と少ない時期(乾季)が交互に訪れる気候型です。モンスーンという語は、アラビア語で「季節」を意味する「マウシム」に由来します。
この気候が生じる主な仕組みは、大陸と海洋の比熱差にあります。夏は大陸が海洋より速く温まるため、大陸上に低気圧が生じ、海から湿った空気が大量に流れ込みます。冬は反対に大陸が冷えて高気圧になり、乾燥した大陸性の風が海へと吹き出します。この周期的な風の反転がモンスーンです。
モンスーン気候が典型的に見られる地域には次のようなところがあります。
- 南アジア(インド・バングラデシュ・スリランカなど)
- 東南アジア(タイ・ベトナム・フィリピンなど)
- 東アジアの一部(中国南部・日本の梅雨もその影響下)
- 西アフリカのサヘル地帯
モンスーン気候の地域では、雨季に集中する大量降雨が農業用水を供給し、稲作などの農業を支えます。一方で、洪水や土砂災害のリスクも高まります。日本においても、梅雨や秋雨はモンスーンのメカニズムと深く関係しており、生活・農業・文化に大きな影響を与えています。
使い方・例文
インドでは6月から9月にかけて「南西モンスーン」が吹き込み、この時期に年間降水量の大半が集中します。モンスーン到来の時期や強弱は農業の豊凶を左右するため、現地の人々にとって非常に重要な気象現象です。
この用語をシェア
最終更新: