モラルタとは?
もらるた
モラルタとは、アイルランドの伝説に登場する剣で、英雄フィン・マックールに関連する四つの至宝の一つとされる伝説の武器です。
モラルタ(Moralltach、または「大憤怒」とも訳される)は、アイルランドのゲール神話・フィアナ騎士団伝説(フィニアン・サイクル)に登場する伝説の剣です。「偉大なる憤怒」や「大いなる怒り」を意味するゲール語に由来するとされます。
この剣はアングス(愛の神)がディアルムイット・ウア・ドゥイブネという勇士に与えたとされる魔剣で、一度鞘から抜かれれば必ず相手の命を奪うという強力な呪力を持つと伝えられています。対になる小剣「ベグアルタ(小憤怒)」とセットで語られることも多いです。
フィアナ騎士団の物語は中世アイルランドの写本に記録されており、ディアルムイットとグラーニャの恋の逃避行を描く「ディアルムイットとグラーニャの追跡」はその代表作です。この物語の中でモラルタは英雄の象徴的な武器として重要な役割を果たします。
ケルト神話における「魔剣」は光や運命を左右する神器として機能することが多く、モラルタもその典型例として、アイルランドの民族的英雄像や騎士道精神を象徴する道具として位置づけられています。
使い方・例文
ゲーム・小説・映画などファンタジー作品でアイルランド神話の武器が登場する場面や、ケルト神話を扱う文化・芸術の解説で「モラルタ」という名称が用いられます。
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