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モニュメンタリズムとは?

もにゅめんたりずむ

モニュメンタリズムとは、建築や芸術において巨大さ・永続性・威厳を重視し、国家や権力・歴史的意義を象徴する表現を追求する様式や思想です。

モニュメンタリズム(Monumentalism)は、建築・彫刻・都市計画などにおいて巨大な規模・堅固な素材・厳粛な形態を用いることで、権力・国家・宗教・共同体の権威や歴史的意義を可視化・象徴しようとする様式・思想の総称です。記念碑主義とも訳されます。

モニュメンタリズムは人類の建築史を通じて繰り返し現れてきた傾向です。古代エジプトのピラミッドやカルナック神殿、ローマのパンテオン・コロッセウム、中国の万里の長城など、権力者が自らの権威と永続性を誇示するために巨大構造物を建設した事例は枚挙にいとまがありません。

近現代においては特に20世紀の全体主義国家がモニュメンタリズムを政治的に活用しました。

  • ナチス・ドイツ:アルベルト・シュペーアによる壮大なベルリン改造計画や党大会会場
  • スターリン時代のソ連:社会主義リアリズムに基づく「スターリン様式」の巨大建築群
  • ファシスト・イタリア:ローマ改造とE42(現EUR地区)などの大規模都市計画

一方、民主主義社会でも戦争記念碑・議事堂・裁判所・国立博物館などの公共建築にモニュメンタリズムの要素は取り込まれており、必ずしも専制政治と同義ではありません。現代建築では過度な巨大主義への批判もあり、人間スケールへの回帰との緊張関係の中で議論され続けています。

使い方・例文

国会議事堂や凱旋門のような建物を見て「圧倒的な存在感」を感じたとき、その建物はモニュメンタリズムの表現を持っています。歴史・建築・政治を横断する概念として、美術史や都市論の文脈で登場します。

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