ムンダ族とは?
むんだぞく
ムンダ族とは、インド中東部に居住するオーストロアジア語族の先住民族で、独自の言語・文化・慣習法を持ち、インドの指定部族のひとつとされています。
ムンダ族とは、主にインドのジャールカンド州・オリッサ州・西ベンガル州などに居住する先住民族(アーディヴァーシー)です。オーストロアジア語族ムンダ語派に属するムンダ語を話し、インド亜大陸に古くから暮らす民族の一つとして知られています。
ムンダ族の社会は父系氏族制度を基盤とし、「マンジ」と呼ばれる村落の長老が伝統的な慣習法によって共同体を運営してきました。土地は共同体の共有財産とみなす観念が強く、土地の売買に強い抵抗感を持つ文化が伝統的に根付いています。
農業(水田耕作)を中心とした生活を営み、祭祀・音楽・踊りも豊かな伝統を持ちます。「サルナ」と呼ばれる自然崇拝の信仰体系を持ち、聖なる森(サルナ)を守護する習慣があります。
植民地時代にはイギリスの土地政策によって土地を失い、1899〜1900年にはビルサ・ムンダを指導者とする「ウルグラン(大乱)」と呼ばれる反乱を起こしました。現代インドでは指定部族(Scheduled Tribes)に分類され、教育・雇用での優遇措置が設けられていますが、貧困・森林開発・土地収奪の問題は依然として続いています。
使い方・例文
インドの少数民族・先住民族問題を扱う社会学や歴史学の文脈で登場します。また開発と先住民の権利に関する議論でも言及されることがあります。
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