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ムハンマド・アフマドとは?

むはんまどあふまど

ムハンマド・アフマドとは、19世紀スーダンで自らをマフディー(救世主)と称し、エジプト・イギリスの支配に抵抗してスーダンを一時的に解放したイスラム宗教運動の指導者です。

ムハンマド・アフマド・イブンアブダッラー(Muhammad Ahmad ibn Abd Allah、1844〜1885年)は、スーダン北部のドンゴラ近郊に生まれたイスラム学者・宗教指導者です。スーフィー教団で深く学んだ後、1881年に自らを「マフディー(神に導かれた者・救世主)」と宣言し、エジプト・トルコの支配に対する聖戦(ジハード)を呼びかけました。

当時のスーダンはエジプト(英国の影響下)の支配を受けており、重税・腐敗した行政・外国人支配への不満が民衆の間に蓄積していました。マフディーはこうした不満を宗教的熱狂と結びつけ、急速に支持者を拡大しました。

マフディー運動の主な経緯は以下の通りです。

  • 1883年:ヒックス大佐率いるエジプト軍8000名をエル・オベイドで全滅させる
  • 1884〜85年:ハルツームをイギリス人将軍チャールズ・ゴードンが籠城して防衛
  • 1885年1月:ハルツームを陥落させゴードンを戦死させる
  • 1885年6月:マフディー自身が病死(天然痘とされる)

マフディーの死後も後継者カリファ・アブダッラーがマフディー国家を維持しましたが、1898年のオムドゥルマンの戦いでイギリス軍に敗れました。ムハンマド・アフマドはイスラム抵抗運動の象徴として今日も語り継がれています。

使い方・例文

スーダン近代史やイギリス植民地時代を扱う文脈で「ムハンマド・アフマドはマフディーを名乗りハルツームを陥落させた指導者」として言及されます。

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