ミャオ族とは?
みゃおぞく
中国南部や東南アジア各国に暮らす少数民族で、独自の刺繍・銀細工・音楽など豊かな文化を持ちます。
ミャオ族(苗族)は、主に中国の貴州・雲南・四川・広西・湖南省などの山岳地帯、およびベトナム・ラオス・タイ・ミャンマーなどの東南アジア各国に分布する少数民族です。中国では「苗族(ミャオズ)」と呼ばれ、中国の55の少数民族の中でも人口が多い民族の一つです。東南アジアでは「モン(Hmong)」という名称でも知られています。
ミャオ族は独自の言語(ミャオ語、複数の方言がある)を持ち、固有の文字は伝統的には持たなかったため、口承や織物の模様によって歴史・文化を伝えてきました。その文化的特徴としては以下のものが挙げられます。
- 精緻な刺繍と染色技術(ろうけつ染めなど)
- 独特の銀細工の装飾品(祭礼時に女性が身につける大型の銀の頭飾りが有名)
- 笙(しょう)に似た楽器「ルーシェン(蘆笙)」を用いた音楽・踊り
- 独自の信仰体系(精霊信仰・祖先崇拝)
歴史的には漢族との長い軋轢の中で山岳地帯への移住を余儀なくされてきた経緯があり、現在も中国では独自の自治区・自治県が置かれています。ベトナム戦争後、多くのモン族がアメリカ・フランス・オーストラリアなどへ難民として移住し、国際的にも知られるようになりました。伝統文化の保存と近代化の間でアイデンティティを模索している民族でもあります。
使い方・例文
中国・貴州省の観光地では、ミャオ族の女性が豪華な銀の頭飾りを身につけて踊る祭礼の様子を見ることができます。
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