ミゲル・デ・ウナムーノとは?
みげるでうなむーの
ミゲル・デ・ウナムーノは、スペインの哲学者・小説家で、実存主義的な思想と独自の文学によって20世紀スペイン思想界に大きな足跡を残した人物です。
ミゲル・デ・ウナムーノ(Miguel de Unamuno、1864〜1936年)は、スペイン・バスク地方ビルバオ出身の哲学者・小説家・詩人・随筆家。スペイン文学における「98年世代」の中心的人物であり、哲学・文学の両面で独自の境地を切り開きました。
ウナムーノの思想の中核には、死への恐怖と永遠への渇望、そして信仰と理性の葛藤があります。主著『生の悲劇的感情』(1913年)では、理性では神の存在を証明できないにもかかわらず不死を切望する人間の矛盾を深く掘り下げました。この問題意識はのちのヨーロッパ実存主義とも共鳴します。
代表作には以下のものがあります。
- 『生の悲劇的感情』——哲学的主著
- 『ニエブラ(霧)』——「ニボラ」と名付けた実験的小説
- 『アベル・サンチェス』——カインとアベルの物語を現代に移した作品
サラマンカ大学の総長を務め、スペイン共和国期には政治的発言でも注目を集めました。スペイン内戦勃発直後の大学式典での「死に勝て」に対する反論は有名なエピソードです。スペイン知識人の良心として語り継がれています。
使い方・例文
スペイン思想史やヨーロッパ実存主義を紹介する哲学書・文学史で、ウナムーノの名前と著作がしばしば取り上げられます。
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