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マルコム・フレーザーとは?

まるこむふれーざー

マルコム・フレーザーは、1970年代首相を務めたオーストラリアの保守派政治家で、憲政上の危機を経て政権を握ったことで知られます。

マルコム・フレーザー(Malcolm Fraser、1930〜2015年)は、オーストラリア政治家で、自由党党首として1975年から1983年まで第22代首相を務めました。オーストラリアの政治史において重要な転換点となった「1975年の憲政危機」の中心人物です。

1975年、当時の総督ジョン・カーがゴフ・ホイットラム労働党政権を罷免し、フレーザーを暫定首相に任命するという異例の事態が発生しました。これはオーストラリア史上最大の憲政上の危機とされ、現在も政治的議論が続いています。その後の総選挙で自由党・国民党連立政権が大勝し、フレーザーは正式に首相に就任しました。

首相在任中の主な実績は以下の通りです。

  • 経済的自由主義に基づく財政再建政策の推進
  • 多文化主義の公式政策としての採用・促進
  • インドシナ難民(ベトナム・カンボジア・ラオス出身者)の大規模受け入れ
  • アパルトヘイト政策への強い批判とアフリカ外交の展開

退任後は保守政治家から脱却し、人権・難民問題・多文化共生を積極的に訴える論客として活躍し、晩年は自由党を離党しています。

使い方・例文

「マルコム・フレーザー政権期に、オーストラリアは多文化主義を国策として正式に採用した」というように、オーストラリアの現代政治史や移民政策を論じる際に登場します。

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