マリナ・アブラモヴィッチとは?
まりなあぶらもゔぃっち
マリナ・アブラモヴィッチは、自身の身体を作品の素材とするパフォーマンスアートの先駆者として世界的に知られるアーティストです。
マリナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramović、1946年〜)は、旧ユーゴスラビア(現セルビア)・ベオグラード生まれのパフォーマンスアーティストです。1970年代から「身体を使った芸術」を追求し、現代美術の歴史に深く刻まれた数々の作品を生み出してきました。
彼女は身体的な限界・痛み・時間・観客との関係を主題にした長時間パフォーマンスを多数実施しています。代表的な作品「リズム0」(1974年)では、観客が彼女の身体に対して72種類の道具を使えるという状況を6時間にわたって演じ、人間の暴力性と受動性を問いました。また長年のパートナー、ウライとのコラボレーション作品でも知られ、関係性・信頼・共依存をテーマにした大胆なパフォーマンスを展開しました。
2010年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催した「アーティスト・イズ・プレゼント」では、736時間以上にわたって来場者と1対1で無言の対座を続け、延べ1,500人以上が参加するという美術界の話題作となりました。
アブラモヴィッチの活動が示したパフォーマンスアートの意義として次の点が挙げられます。
- 身体それ自体が芸術作品になりうるという概念の確立
- 観客と芸術家の境界を問い直す参加型の実践
- 肉体的・精神的な極限状態を通じた自己探求
- 女性の身体と主体性をめぐる問題提起
彼女は「パフォーマンスアートの祖母」と呼ばれ、後進のアーティストたちに多大な影響を与え続けています。
使い方・例文
「マリナ・アブラモヴィッチの名前は、身体を張ったパフォーマンスで観客に強烈な問いを投げかける現代美術の文脈でよく登場します。」
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