マリオ・バルガス・リョサとは?
まりおばるがすりょさ
マリオ・バルガス・リョサとは、ペルー出身のラテンアメリカ文学を代表する小説家・随筆家で、2010年にノーベル文学賞を受賞した作家です。
マリオ・バルガス・リョサ(Mario Vargas Llosa、1936〜2025年)は、ペルーのアレキパ生まれのスペイン語圏を代表する作家です。「ラテンアメリカ文学のブーム」と呼ばれる1960〜70年代の隆盛を担った中心人物の一人で、ガブリエル・ガルシア=マルケスらと並ぶ存在として知られます。
バルガス・リョサの作品の特徴は、複雑な物語構造と時間軸の交錯、政治・権力・腐敗に対する鋭い批判的視点です。初期作品ではペルー社会の矛盾や軍事独裁を告発し、後期は普遍的な文明・自由・民主主義の問題を論じるようになりました。
主な代表作は以下の通りです。
- 『都市と犬たち』(1963年)— 士官学校の腐敗と暴力を描いた衝撃のデビュー長編
- 『緑の家』(1966年)— アマゾンと海岸地帯を舞台にした多層的叙事詩
- 『パンタレオンと訪問女たち』(1973年)— 軍の風紀問題を風刺したユーモア小説
- 『世界終末戦争』(1981年)— ブラジルの歴史的事件を壮大に描いた大作
ノーベル賞委員会は「権力構造の地図作成と個人の抵抗・反抗の描写」を授賞理由としました。政治家としても活動し、1990年のペルー大統領選に出馬した経歴を持ちます。
使い方・例文
「バルガス・リョサの作品はラテンアメリカの政治と社会を鋭く描いている」のように、世界文学・南米文学を語る文脈で引用されます。
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