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マダーレッドとは?

まだーれっど

マダーレッドとは、アカネ(茜)の根から得られる赤色顔料・染料を起源とする伝統的な赤色で、絵画や染色に古くから用いられてきた色です。

マダーレッド(Madder Red)は、アカネ科の植物アカネ(Rubia tinctorum)の根から抽出される赤色系の色材に由来する色名です。「マダー」とは英語でアカネを意味し、その根に含まれるアリザリンプルプリンなどの色素成分が赤色を生み出します。

アカネによる赤色染色の歴史は古代エジプトインドにさかのぼり、ヨーロッパでは中世から近代にかけて布地や絵画の顔料として広く使用されました。絵画における顔料としては「マダーレーキ」とも呼ばれ、透明感のある深みのある赤として油絵や水彩画に用いられてきました。

19世紀にアリザリンが石炭タールから合成できるようになると、天然アカネの使用は急速に衰退しましたが、現在でも伝統的な染色工芸や自然素材を重視する分野では天然アカネ染めが継承されています。色味としては純粋な赤よりもやや温かみのあるオレンジがかった赤で、経年による退色(褪色)が問題視されることもあります。

芸術や染色の文脈でマダーレッドは、歴史性と自然由来の温かみを象徴する色として評価され、現代のインテリアやファッションでも復古的な美しさを表現する際に参照される色です。

使い方・例文

西洋絵画の修復作業では、マダーレッドを使った箇所が時代とともに退色していないか確認することが重要な工程のひとつとなっています。

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