マイクロRNAとは?
まいくろあーるえぬえー
マイクロRNAとは、遺伝子の働きを制御する長さ約22塩基の短い非コードRNAで、細胞内の多くの生命現象に関わる分子です。
マイクロRNA(microRNA・miRNA)とは、タンパク質をコードしない短い一本鎖のRNA分子で、長さは通常20〜24塩基程度です。ゲノムDNAから転写されるものの、そのままではタンパク質に翻訳されず、遺伝子発現の調節因子として機能します。
マイクロRNAは、相補的な配列を持つメッセンジャーRNA(mRNA)に結合することで、そのmRNAの翻訳を抑制したり分解を促したりします。一つのマイクロRNAが数百種類ものmRNAを標的にできるため、細胞の分化・増殖・アポトーシス(細胞死)など幅広いプロセスを調節しています。
マイクロRNAが注目される主な理由には以下があります。
- がんや心疾患などの疾患との関連が多数報告されている
- 血液などの体液中に安定して存在し、バイオマーカーとしての活用が期待されている
- 植物・動物・ウイルスなど幅広い生物に保存されている
- siRNAと並ぶRNA干渉メカニズムの主要な担い手である
医療応用として、マイクロRNAを標的とした治療薬の研究が世界中で進められており、次世代の核酸医薬品として注目されています。
使い方・例文
がんの早期診断において、血液中の特定のマイクロRNAの量を測定することで腫瘍の存在を検出する研究が進んでいます。
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