ポルピュリオスとは?
ぽるぴゅりおす
ポルピュリオスは、3世紀の新プラトン主義哲学者で、プロティノスの弟子として師の著作を編集し、後世の哲学・論理学に大きな影響を与えた人物です。
ポルピュリオス(Porphyrios、234頃〜305頃年)は、古代ローマ時代のギリシア系哲学者で、新プラトン主義の代表的な思想家の一人です。現在のシリア・ティルス(テュロス)出身で、アテナイでカシウス・ロンギノスに師事した後、ローマでプロティノスの弟子となりました。
ポルピュリオスの最大の功績は、プロティノスの講義録を整理・編集した『エンネアデス(九章集)』を刊行したことです。これによりプロティノスの思想が後世に伝わり、新プラトン主義哲学の発展に決定的な役割を果たしました。
また、アリストテレスの『カテゴリー論』への入門書として書かれた『イサゴーゲー(序論)』は、中世ヨーロッパの大学教育において論理学の標準テキストとして広く使用され、「普遍論争」(普遍が実在するかどうかをめぐる論争)の出発点となりました。この書物がなければ、スコラ哲学の展開も大きく変わっていたと言われます。
さらに、ピタゴラス伝・プロティノス伝の著作や、キリスト教への批判的論考など多方面で活躍しました。
使い方・例文
「ポルピュリオスの『イサゴーゲー』は、哲学や論理学の入門書として中世全体を通じて読み継がれた。」中世哲学・普遍論争の文脈でよく登場する名前です。
この用語をシェア
最終更新: