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ポルタメントとは?

ぽるためんと

ポルタメントとは、音楽において2つの音の間を滑らかに音高を変化させながら移行する演奏技法のことで、特に声楽や弦楽器で多用されます。

ポルタメント(portamento)はイタリア語で「運ぶこと」を意味し、音楽用語としては「ある音から次の音へ、途中の音を連続的に滑らせながら移行する奏法」を指します。ピアノのように個々の音が明確に区切られる楽器と異なり、声や弦楽器トロンボーンなどでは音高を連続的に変化させることができるため、この技法が用いられます。

グリッサンドと混同されることがありますが、両者には違いがあります。

  • ポルタメント:出発音と到達音を意識しつつ、その間をなめらかに「流れる」ように移行する
  • グリッサンド半音階や全音階の個々の音を素早く連続して鳴らす(鍵盤を指でなぞるような奏法)

ポルタメントはロマン派音楽の時代に特に好まれ、情感豊かな表現として声楽・バイオリン・チェロなどで広く使われました。20世紀以降はポピュラー音楽やジャズのボーカル、ブルース・ギターのチョーキング、さらに電子音楽のシンセサイザーにも取り入れられています。シンセサイザーにはポルタメントのタイムを調整するノブが備わっていることが多く、音と音の間をどれほどゆっくり滑らせるかをコントロールできます。感情表現や歌唱の個性を際立たせる重要な技法のひとつです。

使い方・例文

オペラ歌手が高い音へ向かって声を滑らかに「しゅっ」と上げるとき、またはバイオリン奏者が弦を押さえた指を滑らせて音程を変えるとき、その演奏技法をポルタメントと呼びます。

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