ポリスチレンとは?
ぽりすちれん
ポリスチレンとは、スチレンを重合して作られる汎用プラスチックの一種で、透明性や加工のしやすさから幅広い製品に使われる合成樹脂です。
ポリスチレン(Polystyrene、略称PS)は、スチレン(C₈H₈)モノマーを付加重合させて得られる熱可塑性プラスチックです。1930年代にドイツで工業化が始まり、現在では世界で最も生産量の多い汎用プラスチックのひとつに数えられます。
その特徴として、以下の点が挙げられます。
- 透明度が高く、成形品の表面が滑らか
- 軽量で剛性があり、電気絶縁性に優れる
- 加工しやすく、射出成形・押し出し成形が容易
- 比較的安価で大量生産に向く
用途は多岐にわたり、通常のポリスチレン(GPPS)は食品容器・CDケース・文具などに使われます。発泡させたものは発泡スチロール(EPS)と呼ばれ、食品トレイや梱包材、断熱材として広く普及しています。ゴム成分を混合したHIPS(耐衝撃性ポリスチレン)は家電製品の筐体にも採用されます。
一方、耐熱性が低く(熱変形温度は約70〜80℃前後)、有機溶剤に溶けやすいという弱点もあります。近年は廃棄後の環境負荷が課題となっており、リサイクル技術や生分解性代替材料の研究が進められています。
使い方・例文
カップ麺の容器やスーパーの魚・肉の白いトレイ、家電製品の梱包に使われる白い発泡緩衝材などが、ポリスチレン製品の典型的な例です。
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