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ボーエン病とは?

ぼーうぇんびょう

ボーエン病とは、皮膚の表皮内にがん細胞が限局している上皮内がんの一種で、放置すると浸潤がんへ移行する可能性がある皮膚疾患です。

ボーエン病(Bowen's disease)は、皮膚の最外層である表皮に異型細胞がん細胞)が留まっている状態で、皮膚科では「表皮内扁平上皮がん」または「上皮内がん」に分類されます。20世紀初頭にアメリカの皮膚科医ジョン・テンプルトン・ボーエンが記載したことから名づけられました。

病変は赤褐色〜ピンク色の境界明瞭な斑(まだら状の盛り上がり)として現れ、表面はかさかさした鱗屑(りんせつ)に覆われることが多いです。顔・四肢・体幹などどこにでも生じますが、日光が当たりやすい部位に多い傾向があります。

主な原因・リスク因子として以下が知られています。

  • 長年にわたる紫外線(UV)暴露
  • ヒトパピローマウイルス(HPV)感染(性器周辺・指先に生じるものと関連)
  • ヒ素の長期摂取・免疫抑制状態

病理組織検査で確定診断します。治療は外科的切除が基本ですが、液体窒素による凍結療法、光線力学的療法(PDT)、5-フルオロウラシルクリームの外用なども行われます。放置した場合、一部は浸潤性扁平上皮がんへ進行するため早期治療が重要です。

使い方・例文

高齢者の手の甲に長年消えない赤い斑があり、皮膚科でボーエン病と診断されて切除術を受けるケースが典型例です。早期発見で完治が見込める段階で治療できます。

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