ボスニア・ヘルツェゴビナとは?
ぼすにあへるつぇごびな
バルカン半島の西部に位置し、複数の民族と宗教が共存する、内戦の歴史を経て今に至る共和制国家のことです。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、南東ヨーロッパのバルカン半島西部に位置する国です。北・西・南をクロアチアに囲まれ、東はセルビア、南東はモンテネグロと接しており、南西部のごく一部でアドリア海に面しています。首都はサラエボです。
この国はかつて旧ユーゴスラビアを構成する共和国の一つでしたが、1990年代初頭に独立を宣言した後、民族間の対立から深刻な内戦を経験しました。内戦は国際社会の仲介によって和平合意が結ばれて終結し、現在はボシュニャク人(ムスリム系)、セルビア人、クロアチア人という三つの主要民族が共存する体制のもとで国家運営が行われています。政治制度も複雑で、国内は大きく二つの構成体(ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国)に分かれています。
地形は山がちで、内陸部のヘルツェゴビナ地方は地中海性気候の影響を受ける乾いた土地が広がります。首都サラエボは、オスマン帝国とオーストリア=ハンガリー帝国の文化が入り混じった旧市街や、モスクと教会が近接して建つ独特の街並みで知られ、第一次世界大戦の発端となったサラエボ事件の舞台としても歴史的に重要な都市です。
民族と宗教の多様性、そして苦難の近現代史を経てきた背景から、この国はヨーロッパの中でも特異な文化的・政治的位置づけを持つ国といえます。
基本データ
| 人口 | 約381万人 |
|---|---|
| 面積 | 57,187 km² |
出典:Wikidata
使い方・例文
サラエボの旧市街では、モスクや教会、シナゴーグが軒を連ねる独特の景観を見ることができます。
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