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ボアブディルとは?

ぼあぶでぃる

アブディルとは、15世紀末にグラナダ王国最後の君主となったムスリムの王で、イベリア半島におけるイスラム支配の終焉を象徴する人物です。

アブディル(アラビア語名:アブー・アブドゥッラームハンマド12世、1460年頃〜1527年頃)は、スペイン南部に存在したナスル朝グラナダ王国の最後の君主です。グラナダはイベリア半島に残ったイスラム系王国の最後の砦であり、ボアブディルはその終焉を担う立場となりました。

ボアブディルの生涯は波乱に満ちたものでした。父王との内紛で一時囚われの身となり、カスティーリャ王国のイサベル女王とフェルナンド王(カトリック両王)との政治的駆け引きに翻弄されながらも、何度か王位を奪還しています。しかしキリスト教国による「レコンキスタ(国土回復運動)」の最終局面で、ボアブディルは抵抗の限界を悟り、1492年1月、グラナダをカトリック両王に明け渡しました。

この陥落によりイベリア半島から約780年続いたイスラム支配が終わりを告げました。ボアブディルが落城の丘でグラナダを振り返り泣いたという逸話は有名で、母親に「男のように守れなかった城を女のように泣いて惜しむのか」と言われたとされます(後世の創作の可能性も指摘されています)。その後ボアブディルはアフリカへと渡り、異郷の地で生涯を閉じました。

使い方・例文

スペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿の歴史やレコンキスタを学ぶ場面で、ボアブディルという名前が登場します。「最後のムーア人王」として紹介されることが多い人物です。

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