ホラサン絨毯とは?
ほらさんじゅうたん
ホラサン絨毯とは、イラン東部のホラサン地方で生産される、柔らかな色調と花文様を特徴とするペルシャ絨毯です。
ホラサン絨毯(Khorasan rug)は、イラン北東部のホラサン地方(現在のラザヴィー・ホラサン州・北ホラサン州・南ホラサン州)で作られるペルシャ絨毯の一カテゴリーです。かつてこの地域は中央アジアとの交易路の要衝であり、絨毯産業が古くから栄えていました。
ホラサン絨毯の特徴として以下が挙げられます。
- 細かな植物文・花文・唐草文が全面に広がるデザイン
- 柔らかく淡い色調(バラ色・アイボリー・水色・薄茶など)
- コットンまたはウールの経糸にウールパイルを組み合わせた構造
- ビルジャンド・マシュハド・サブゼワールなど都市ごとに個性が異なる
特に州都マシュハドは重要な産地として知られており、「マシュハド絨毯」として区別されることもあります。マシュハドの絨毯は比較的大きなサイズで作られることが多く、ホテルや邸宅の大広間用途に合わせて織られてきました。
ホラサン地方は良質な羊毛が採れることでも知られており、その素材の良さが絨毯の柔らかな手触りと発色の美しさに直結しています。西部のタブリーズやイスファハンに比べてコレクターへの露出は少ないものの、品質・デザインともに高い評価を受ける絨毯産地です。
使い方・例文
ホラサン絨毯はその淡い色調から、明るい洋室や寝室のアクセントラグとして選ばれることがあります。
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