ペッパーズゴーストとは?
ぺっぱーずごーすと
ペッパーズゴーストとは、透明なガラスや透明フィルムへの光の反射を利用して、実在しない人物や物体が空中に浮かんでいるように見せる古典的な視覚錯覚の技法です。
ペッパーズゴースト(Pepper's Ghost)とは、1860年代にイギリスの科学者ジョン・ヘンリー・ペッパーが舞台演出として広めた視覚的錯覚の技法です。透明なガラス板または傾斜した透明フィルムに、隠れた場所にある被写体の光を反射させることで、舞台やステージ上の空間に「幽霊」のような半透明の映像を浮かび上がらせることができます。
仕組みはシンプルです。観客の視線の前方に透明なパネルを斜め(通常45度)に配置し、観客からは見えない位置(舞台の床下や側面)に置いた実物あるいはディスプレイ映像をパネルに向けて照らします。光がパネルに反射して観客の目に届くことで、あたかもステージ上に実体のない映像が存在するように見えます。
この技法が使われる代表的な場面には以下のものがあります。
- 19〜20世紀の劇場における「幽霊」登場の怪奇演出
- テーマパークのホーンテッドマンション型アトラクション
- 故人ミュージシャンや架空キャラクターの「ホログラム風」ライブ演出
- 博物館や展示施設での没入型インタラクティブ展示
近年は高輝度プロジェクターや大型透明フィルムの組み合わせにより、コンサートホールやイベント会場でのスペクタクル演出に活用されています。厳密には「ホログラム」ではなく反射映像ですが、ホログラム演出と通称されることも多く、エンターテインメント分野で注目を集めています。
使い方・例文
コンサートで亡くなったアーティストの「ホログラム」として故人が登場する演出や、テーマパークのお化け屋敷で幽霊が現れる仕掛けにペッパーズゴーストの原理が使われています。
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