ベルト・モリゾとは?
べるともりぞ
ベルト・モリゾとは、19世紀フランスの印象派を代表する女性画家で、日常の親密な場面を繊細な筆致で描いた作家です。
ベルト・モリゾ(1841〜1895年)は、フランス・ブールジュ生まれの画家で、印象派運動の中核メンバーの一人です。女性として印象派展に参加し続けた数少ない画家として、美術史上でも特別な位置を占めています。
モリゾは当初、ルーブル美術館での模写を通じて絵画を学び、バルビゾン派の画家カミーユ・コローの指導も受けました。1868年にエドゥアール・マネと出会い、その影響を強く受けるとともに、マネの作品にモデルとして登場しています。後にマネの弟ウジェーヌ・マネと結婚しました。
彼女の作品の特徴は以下のとおりです。
- 家庭の室内、庭、テラスなど親密な空間を好んで題材にした
- 速い筆触と明るい色彩で、光と空気の揺らぎを表現した
- 女性や子どもの日常的なしぐさを、感傷的にならず率直に描いた
1874年の第1回印象派展に参加し、以降ほぼすべての印象派展に出品しました。当時の美術界では女性画家への偏見も根強く、彼女の作品は過小評価されることもありましたが、20世紀以降の再評価によりその実力が広く認められています。代表作には『揺りかご』『バルコニー』などがあり、オルセー美術館などに収蔵されています。
使い方・例文
印象派の歴史を扱う展覧会や教科書では、モネ・ルノワール・ドガとともにベルト・モリゾの名が挙がり、女性印象派画家の代表として紹介されます。
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