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ベスタとは?

べすた

ベスタとは、火星木星の間の小惑星帯に存在する最大級の小惑星の一つで、岩石質の地殻と分化した内部構造を持つ天体です。

ベスタ(Vesta)は小惑星帯メインベルト)に位置し、ケレスに次いで2番目に大きな質量を持つ小惑星です。1807年にドイツの天文学者ハインリヒ・オルバースによって発見され、ローマ神話の炉の女神ウェスタにちなんで命名されました。平均直径は約530kmあり、条件のよい夜には肉眼でも観察できるほど明るい天体です。

ベスタが他の多くの小惑星と異なる最大の特徴は、その内部が地球型惑星と同様に「分化」していることです。つまり、重い鉄やニッケルが中心核に沈み、その外側にマントル、さらに外側に地殻という層構造を形成しています。これは初期太陽系において十分な熱が発生し、岩石が溶融した結果と考えられています。

ベスタの南半球には巨大なクレーター「レアシルウィア」があり、その直径は約500kmとベスタ本体に迫る規模です。この衝突で飛散した破片がHED隕石(ホワルダイト・ユークライト・ダイオジェナイト)として地球に落下しており、地球上で分析可能なベスタ由来の物質が存在します。NASAの探査機ドーンが2011〜2012年にかけてベスタを周回し、詳細な地形データを取得しました。

使い方・例文

天文学の教材や宇宙探査の解説で、小惑星帯の代表天体として登場します。HED隕石の分析を通じて「地球の研究室で調べられる小惑星」としても紹介されます。

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