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ヘルバリウムとは?

へるばりうむ

ヘルバリウム(植物標本館)とは、採集・乾燥・台紙への貼付などの処理を施した植物標本を収集・保存・研究するための施設または標本コレクションのことです。

ヘルバリウム(Herbarium、複数形:Herbaria)とは、植物を採集し、押し葉標本(プレス乾燥)などの方法で保存処理した「植物標本」を組織的に収集・管理・研究するための施設、またはそのコレクション自体を指します。日本語では「植物標本館」とも呼ばれます。

標本の作製方法は基本的に以下の手順を踏みます。

  • 野外で植物を採集し、茎・葉・花・果実など鑑別に必要な部位を確保する
  • 新聞紙や乾燥紙に挟んでプレスし、数日かけて乾燥させる
  • 乾燥した標本を台紙に貼り付け、採集場所・採集日・採集者・同定情報などのラベルを付ける
  • 虫害防止処理を施して保管箱・キャビネットに収蔵する

ヘルバリウムの科学的意義は計り知れません。種の記載(新種発表)の基準となる「タイプ標本」が保管されており、植物の分類・系統・分布・生態の研究に不可欠な一次資料です。世界最大のヘルバリウムはパリ自然史博物館やキュー植物園(英国)などで、数百万点の標本を所蔵しています。国立科学博物館(東京)も日本最大級のコレクションを持っています。

近年はデジタル化が進み、標本画像や採集データをオンラインで公開するプロジェクトが世界的に広がっています。また、ハーバリウム標本からのDNA抽出により過去の植物の遺伝情報を解析する研究も行われており、その価値は増し続けています。

使い方・例文

植物分類学の研究者が「この植物が新種かどうか確認するため、ヘルバリウムの標本と比較する」という作業や、博物館で「過去100年分の植物標本から分布変化を調べる」という研究の文脈で登場します。

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