プロメチウムとは?
ぷろめちうむ
プロメチウムとは、原子番号61の希土類元素で、安定同位体が存在しない放射性元素であり、自然界にはごくわずかしか存在しません。
プロメチウム(Promethium、元素記号Pm)は、原子番号61の希土類元素(ランタノイド系列)です。ギリシャ神話の火を盗んだ神・プロメテウスにちなんで命名されました。
プロメチウムの最大の特徴は、すべての同位体が放射性であり、安定同位体が存在しないことです。地球上ではウランの自発核分裂やウランへの宇宙線照射によって微量に生成されますが、天然に安定して存在することはほぼありません。自然界での存在量が極めて少ないため、周期表の中で最も遅く確認された元素のひとつで、1945年に原子炉から初めて単離・同定されました。
プロメチウムの主な特徴・用途は次のとおりです。
- 最も安定な同位体はPm-145(半減期約17.7年)
- ベータ線を放出するPm-147は厚さ測定センサーや蛍光塗料の励起源として利用された
- 人工衛星の電源(放射性同位体熱電気転換器)への応用研究がある
- 現在は主に研究目的で少量が原子炉で生産される
プロメチウムは人体や環境への放射線影響から取り扱いに注意が必要であり、民間での一般的な使用はほとんどありません。
使い方・例文
化学の授業で周期表の希土類元素を学ぶとき、プロメチウムは「安定同位体がなく自然界にほぼ存在しない特異な元素」として取り上げられます。
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