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プレムチャンドとは?

ぷれむちゃんど

プレムチャンドは、20世紀前半のインドを代表するヒンディー語・ウルドゥー語の小説家で、農村の貧困や社会的不平等を鋭く描いた「近代インド文学の父」です。

プレムチャンド(Premchand、本名:ダンパット・ラーイ・シュリーヴァスタヴァ、1880〜1936年)は、インドのウッタル・プラデーシュ州出身の小説家・短編作家であり、ヒンディー語とウルドゥー語の両語にわたって膨大な作品を残しました。「ヒンディー文学の父」とも「ウプニャース・サムラート(小説の皇帝)」とも称されます。

彼の作品の最大の特徴は、インド農村の現実を徹底的にリアリズムの手法で描いたことにあります。植民地支配下の農民の困窮、カースト差別、女性への抑圧、高利貸しによる搾取などを、感傷に流れず鋭い目で描き出しました。代表作には次のものがあります。

  • 『ゴーダーン』(Godan、1936年)―農民の悲哀を描いた最高傑作とされる長編小説
  • 『ガバン』(Gaban、1931年)―都市中産階級の道徳的腐敗を描いた長編
  • 短編集『マーナサロワル』―200編以上の短編を収める

プレムチャンドは単なる文学者にとどまらず、マハトマ・ガンジーの非暴力・自治運動にも共鳴し、英国植民地支配への抵抗を作品に込めました。イギリス政府の官吏の職を辞して執筆活動に専念したことも、その信念の強さを示す逸話として知られています。

彼の文学はその後のヒンディー文学の方向性を決定づけ、今日でもインドの学校教科書に作品が採録されるなど、広く読み継がれています。

使い方・例文

「インドの農村社会や貧困問題を文学的に理解したいとき、プレムチャンドの短編小説は優れた入門書となる。」

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