プリーモ・レーヴィとは?
ぷりーもれーゔぃ
プリーモ・レーヴィとは、イタリアのユダヤ系作家・化学者で、アウシュヴィッツの体験を冷静な筆致で記した証言文学の代表者です。
プリーモ・レーヴィ(Primo Levi、1919〜1987年)は、イタリア・トリノ出身のユダヤ系作家・化学者であり、ホロコーストの証言文学において最も重要な作家の一人に数えられます。
トリノ大学で化学を学んだレーヴィは、第二次世界大戦中にパルチザン活動に参加しましたが、1943年に逮捕されアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所に送られました。化学者として収容所内の合成ゴム工場で働かされたことが生存につながり、1945年の解放後にイタリアへ帰国しました。
帰国後に書いた『これが人間か』(Se questo è un uomo、1947年)は、収容所での体験を科学者の目で冷静・客観的に分析した記録として、ホロコースト文学の古典となりました。感情的な告発よりも、人間の尊厳と残酷さを精密に観察する姿勢が特徴的です。続編の『休戦』では生還の旅路を描いています。
晩年の著作『溺れるものと救われるもの』(1986年)では、生還者の罪悪感(サバイバーズ・ギルト)や加害者・被害者の複雑な関係性を哲学的に考察しており、ホロコースト研究の必読書となっています。1987年に自宅の吹き抜けから転落死し、自殺とみられていますが、真相は不明とされます。
使い方・例文
「プリーモ・レーヴィの『これが人間か』は、高校や大学の倫理・歴史の授業でホロコーストを学ぶ際の必読書として紹介されることがあります。」
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