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プラズマ溶射とは?

ぷらずまようしゃ

プラズマ溶射とは、プラズマの超高温を利用して材料を溶融・加速し、基材表面に皮膜を形成するコーティング技術です。

プラズマ溶射(Plasma Spray)は、熱溶射技術の一種で、アルゴン窒素などの作動ガスをプラズマ化して数千〜1万℃以上の超高温ガス流を生成し、その中に粉末状の材料を供給・溶融させ、基材(母材)表面に高速で吹き付けて皮膜を形成する技術です。

プラズマ溶射の工程は大きく3段階に分けられます。まず電極間のアーク放電によって作動ガスをプラズマ状態(電離した高エネルギーガス)に変換します。次にプラズマジェット中に原料粉末を投入し、溶融または半溶融状態にします。最後に溶融した粒子が基材に衝突・急冷されることで扁平な「スプラット」を積み重ねた皮膜が形成されます。

プラズマ溶射が特に優れているのは、融点の非常に高いセラミックス(酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムなど)や耐熱合金もコーティング材料として使用できる点です。主な応用分野は次の通りです。

  • 航空・宇宙分野のタービンブレードへの遮熱コーティング(TBC)
  • 半導体製造装置の耐プラズマ部品
  • 医療用インプラントへのハイドロキシアパタイトコーティング
  • 産業機械の耐摩耗・耐腐食コーティング

皮膜は母材と溶接結合するのではなく機械的に付着するため、異種材料の組み合わせが自由で、表面だけに機能を付与できる点が大きな利点です。

使い方・例文

「ジェットエンジンのタービンブレードには、プラズマ溶射によって酸化ジルコニウム系の遮熱コーティングが施され、高温環境での耐久性を高めている。」

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