ブッカ・キウーザとは?
ぶっかきうーざ
ブッカ・キウーザとは、イタリア語で「口を閉じる」を意味し、ハミング(閉口唱法)による歌唱や演奏の指示を表す音楽用語です。
ブッカ・キウーザ(Bocca chiusa)はイタリア語で「閉じた口」を意味し、音楽において口を閉じたまま歌うハミングの唱法、またはその指示を示す用語です。主にオペラや合唱曲、管弦楽作品の声楽パートで用いられます。
この唱法では、唇を閉じた状態で鼻腔・口腔を共鳴させながら音を発します。そのため通常の発声よりも柔らかく、霧がかかったような幻想的な音色が生まれます。子音と母音による歌詞の明瞭さは失われる代わりに、音色そのものが前景に出る効果があります。
代表的な使用例として、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」の「ハミング・コーラス」が挙げられます。このパートでは合唱が口を閉じたまま歌うことで、夜の静けさや蝶々さんの待ちわびる心情を幻想的に描写しています。
また、合唱の練習においても、ブッカ・キウーザは音程の確認や共鳴感覚を養う練習法として活用されます。ハミングによって内側の共鳴を感じやすくなるため、声楽訓練の初期段階でも重要な技法とされています。
使い方・例文
合唱の楽譜に「bocca chiusa」と記されている場合、その箇所は全員がハミングで歌うことを意味します。
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