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フリードリヒ3世 (神聖ローマ皇帝)とは?

ふりーどりひさんせい

リードリヒ3世(神聖ローマ皇帝)とは、15世紀の神聖ローマ皇帝で、ハプスブルク家による皇帝位の世襲的独占を確立し、外交と婚姻政策によって後継者の大帝国建設の基盤を作った人物です。

リードリヒ3世(1415〜1493年)は、神聖ローマ帝国皇帝(在位1452〜1493年)で、ハプスブルク家出身の君主です。その治世は約53年間に及び、神聖ローマ皇帝としては最長クラスの在位期間でした。

彼の時代、神聖ローマ帝国は諸侯の自立が強まり、皇帝権の弱体化が著しい時期でした。フリードリヒ3世は帝国全体を力で統治するよりも、外交・宗教・婚姻政策を巧みに駆使してハプスブルク家の勢力拡大を図りました。

その最大の功績は、息子マクシミリアン1世とブルゴーニュ公国の相続女マリーとの婚姻を実現させたことです。この縁組みによってハプスブルク家はネーデルラント(現在のオランダ・ベルギー)とブルゴーニュの広大な領土を手中に収め、後のカール5世による「太陽の沈まない帝国」への道が開かれました。

フリードリヒ3世は座右の銘として「A・E・I・O・U(Alles Erdreich Ist Österreich Untertan=全世界はオーストリアに従属する)」という文字列を好んで使っており、ハプスブルク家の野心と自信を象徴するものとして知られています。

軍事的才覚には乏しく、在位中は各地の紛争や反乱に悩まされたものの、忍耐強い外交と長寿によってハプスブルク家を存続・発展させた点で歴史的評価を受けています。

使い方・例文

ハプスブルク家の歴史やヨーロッパ近世史の文脈で、「婚姻政策による領土拡大」の代表例として登場します。「戦争は他の者に任せよ、汝は結婚せよ、幸いなるオーストリアよ」という格言と結びついて語られることもあります。

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