フリードリヒ・パウルスとは?
ふりーどりひぱうるす
フリードリヒ・パウルスは、第二次世界大戦中のドイツ陸軍元帥で、スターリングラード攻防戦で包囲・降伏したことで知られる人物です。
フリードリヒ・パウルス(Friedrich Paulus、1890〜1957年)は、ドイツ帝国生まれの軍人で、第二次世界大戦中にドイツ国防軍陸軍元帥の地位に昇った人物です。
参謀将校として卓越した能力を持ち、ハインツ・グデーリアンの電撃戦構想を参謀面から支え、バルバロッサ作戦(1941年のソ連侵攻)の計画立案にも深く関わりました。1941年末から第6軍司令官に就任し、南ロシア・ウクライナ方面での攻勢を指揮しました。
パウルスの名を歴史に刻んだのは、1942〜43年のスターリングラード攻防戦です。ソ連の反攻作戦(ウラヌス作戦)により第6軍約30万人がスターリングラードで包囲され、ヒトラーの撤退禁止命令に縛られたまま孤立無援の状態に陥りました。1943年1月31日、ヒトラーから元帥に昇進した翌日にパウルスはソ連軍に降伏しました。元帥が戦場で降伏したのはドイツ史上初めてのことであり、国内外に大きな衝撃を与えました。
捕虜となったパウルスはソ連でナチス・ドイツへの批判的立場をとり、「自由ドイツ国民委員会」に参加して反ナチ活動に協力しました。戦後は東ドイツに戻り、1957年に没しました。スターリングラード敗北の象徴的人物として、第二次世界大戦史において極めて重要な位置を占めます。
使い方・例文
「パウルスのスターリングラード降伏」は、ドイツ軍の敗色が決定的となった転換点として、歴史の授業や戦争映画でたびたび取り上げられます。
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