フリッツ・ツヴィッキーとは?
ふりっつつう゛ぃっきー
フリッツ・ツヴィッキーは、暗黒物質の存在を最初に提唱したスイス系アメリカ人の天文学者・物理学者です。
フリッツ・ツヴィッキー(Fritz Zwicky、1898〜1974年)はスイス生まれでアメリカで活躍した天文学者・宇宙物理学者です。銀河団の研究や超新星の体系的観測など、20世紀天文学において数多くの先駆的業績を残しました。
ツヴィッキーの最も重要な業績の一つは、1933年にかみのけ座銀河団の運動を観察した際、可視的な物質の質量だけでは銀河の運動速度を説明できないことを指摘したことです。この矛盾を解消するために「目に見えない質量(暗黒物質)」の存在を提唱しました。この概念は数十年後の宇宙論の根幹を成す「暗黒物質」理論の先駆けとなりました。
ツヴィッキーの主な業績は次の通りです。
- 暗黒物質の存在の初期提唱(1933年)
- 超新星(supernova)という概念の命名とその系統的な観測
- 中性子星が超新星爆発の残骸として生成されるという予言
- 銀河カタログの作成(ツヴィッキー銀河カタログ)
ツヴィッキーはしばしば独創的すぎると評され、当時の学界で十分に評価されなかった面もありましたが、現代の宇宙物理学の礎を多方面で築いた人物として再評価が進んでいます。
使い方・例文
「宇宙の暗黒物質を解説するとき、最初にその存在を示唆した科学者としてフリッツ・ツヴィッキーの名前が登場します。」
この用語をシェア
最終更新: