フランス・ブリュッヘンとは?
ふらんす・ぶりゅっへん
フランス・ブリュッヘンとは、オランダ出身のリコーダー奏者・指揮者で、古楽器(ピリオド楽器)演奏運動の先駆者として18世紀オーケストラを設立し、バロック〜古典派音楽の歴史的演奏実践を世界に広めた人物です。
フランス・ブリュッヘン(Frans Brüggen、1934〜2014年)は、オランダのアムステルダム生まれのリコーダー奏者・フラウト・トラヴェルソ(バロック・フルート)奏者、そして指揮者です。アムステルダム音楽院でリコーダーを学び、若くして国際的な演奏家として活躍しました。
ブリュッヘンは1960〜70年代において、リコーダーをソロ楽器として芸術的に確立することに大きく貢献しました。それまでリコーダーは教育用の素朴な楽器とみなされていましたが、彼は高度な技巧と解釈によってルネサンス・バロック時代の作品を本格的なコンサートの場に復活させました。
1981年には自ら「18世紀オーケストラ(Orchestra of the Eighteenth Century)」を設立します。これはピリオド楽器(時代考証に基づいた歴史的楽器)を使用し、当時の演奏習慣を再現しながら古典派・初期ロマン派の作品を演奏することを目的としたアンサンブルで、古楽運動の大きな節目となりました。
彼の活動は音楽学的な厳密さと演奏芸術の高水準を両立させ、後進の指揮者・演奏家に多大な影響を与えました。日本でも幾度か公演を行い、高い人気を誇っていました。ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンの交響曲録音は、現在もピリオド演奏の基準的なリファレンスとして参照されています。
使い方・例文
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