フランジナットとは?
ふらんじなっと
フランジナットとは、ナットの一方に座金(ワッシャー)と一体化した鍔(フランジ)が付いており、締結時に別途ワッシャーが不要な締結部品です。
フランジナットは、六角ナットの一端に円形のフランジ(鍔・つば)が一体成形されたナットです。フランジ部分が座金(ワッシャー)の役割を果たすため、締め付け面への接触面積が大きくなり、荷重を広い範囲に分散させることができます。
一般的なナットと比べたフランジナットの主な利点は次のとおりです。
- 別途ワッシャーを用意する必要がなく、部品点数が減る
- フランジ面が接触面を増やし、緩み止め効果が高まる
- 組み付け時の作業効率が向上する
- ワッシャーの脱落や紛失リスクがない
フランジ裏面がギザギザ加工(セレーション)されているタイプは「セレーションフランジナット」と呼ばれ、締め付け後に食い込んで緩み止め効果をさらに高めます。素材はおもに鋼(スチール)やステンレスが使われ、六角形以外の形状のものもあります。
自動車・オートバイのエンジン回りや排気管の締結、産業機械、建築・建設設備など振動が生じやすい箇所で特に多く採用されています。規格はJIS・ISO・DINなどで定められており、ボルト径とピッチに合ったものを選ぶことが重要です。
使い方・例文
バイクのエンジンカバーなど振動が多い部位にフランジナットを使うことで、ワッシャーなしでも締結力を確保し緩みを防ぎます。
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