フラニ族とは?
ふらにぞく
フラニ族とは、西アフリカから中央アフリカにかけて広く分布するイスラム系民族で、遊牧・牧畜を生業とし、約4000万人以上の人口を有する大民族です。
フラニ族(フラニ人)は、西アフリカから中央アフリカにまたがる広大な地域に暮らす民族です。フラ族・フラ人・フラニ・フルベとも呼ばれ、使用する言語はフラニ語(フルフルデ語)です。
フラニ族の居住域は非常に広く、ナイジェリア・ニジェール・マリ・ギニア・セネガル・カメルーン・チャドなど西・中部アフリカの20カ国以上にわたります。総人口は諸説ありますが、数千万人規模とされており、サハラ以南アフリカ最大規模の民族集団のひとつです。
フラニ族の特徴として以下が挙げられます。
- 牧畜・遊牧文化:牛・ヤギ・羊などを飼育する牧畜民として知られ、広大な草原・サバンナを季節移動する遊牧生活を続けてきた
- イスラム教:18〜19世紀にかけてジハード(聖戦)運動を展開し、広くイスラム教を布教。現在も大多数がイスラム教徒である
- 文化的多様性:都市部に定住して商人・知識人・政治指導者となった定住フラニと、遊牧生活を続ける遊牧フラニに大別される
近年はサヘル地域での気候変動・砂漠化の進行により、フラニ族の牧畜民と農耕民の間で土地・水をめぐる衝突が増加しており、ナイジェリアなどでは深刻な民族紛争の一因となっています。フラニ族の動向は現代アフリカの安全保障や社会問題を考える上でも重要なテーマとなっています。
使い方・例文
西アフリカの歴史を学ぶと、フラニ族がイスラム化運動を通じて広い地域に影響力を持つようになった経緯が見えてくる。
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