フラットシームとは?
ふらっとしーむ
フラットシームとは、縫い代を重ねずに縫い目を平らに仕上げる縫製技法で、肌への擦れを防ぎスポーツウェアなどに多用されます。
フラットシーム(flat seam)とは、2枚の生地の縫い代を重ね合わせずに突き合わせた状態で接合し、縫い目の表裏が平坦に仕上がる縫製技法です。フラットロック縫いとも呼ばれ、専用のカバーステッチミシンやフラットロックミシンを使って縫製します。
一般的な縫い合わせでは縫い代が内側に折り込まれるため、縫い目の部分が盛り上がって段差ができます。フラットシームはこの段差をなくし、生地の表裏どちらから見ても縫い目がほぼ平らになるよう縫い合わせます。縫い目の表面にはステッチが規則的に並び、装飾的な効果もあります。
フラットシームが選ばれる主な理由は以下のとおりです。
- 縫い目の盛り上がりがなく肌に触れても擦れにくい
- 長時間運動しても摩擦による皮膚トラブルが起きにくい
- ストレッチ素材でも縫い目が伸びに追随しやすい
- 薄手に仕上がるため着心地が軽い
特にランニングウェア・水着・インナーウェア・アウトドアウェアなど、長時間着用して体を動かす場面で重宝される縫製技法です。プロ向けスポーツ用品では縫い目の摩擦を最小化することが競技パフォーマンスや安全性に影響するため、フラットシームが標準的に採用されています。家庭用ミシンでも近似的な縫いが可能ですが、専用機を使った仕上がりには及ばないことが多いです。
使い方・例文
マラソン用タイツにフラットシームを採用することで、長距離走でも太ももの内側で縫い目が擦れる不快感を防げます。
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