フライトディレクターとは?
ふらいとでぃれくたー
フライトディレクターとは、航空機の計器に表示される飛行誘導システムで、パイロットが目標の飛行経路を維持するために必要な操舵量を視覚的に指示するものです。
フライトディレクター(Flight Director、FD)は、航空機のコックピットに装備される飛行管理支援システムの一つです。飛行コンピューターが計算した「理想の飛行姿勢」をパイロットに視覚的に指示するためのコマンドバーまたはシェブロン(V字マーク)を主飛行計器上に表示します。
フライトディレクターは、以下の情報を総合して誘導コマンドを算出します。
- 選択された飛行経路・高度・速度の目標値
- 現在の機体姿勢・速度・高度
- 気象情報・風成分
- ILSやVORなどの航法無線信号
パイロットはコマンドバーの指示に従って操縦桿を操作することで、オートパイロットと同等の精密な飛行が手動でも実現できます。実際の多くの運航では、オートパイロットとフライトディレクターを連携させて使用し、パイロットはシステムの監視に集中します。
フライトディレクターはオートパイロットとは異なり、あくまでパイロットへの「アドバイス表示」であり、操縦そのものは行いません。オートパイロットを切り離した手動操縦時でも、フライトディレクターを有効にすることで精度の高い飛行を維持できます。計器進入・離陸・旋回など多様なモードが用意されており、現代の旅客機運航に欠かせない装備です。
使い方・例文
ILS進入中にオートパイロットが切れた際も、パイロットはフライトディレクターのコマンドバーに合わせて手動操縦し、精密着陸進入を継続できます。
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