フィレンツェのピッティ宮殿とは?
ぴっていきゅうでん
フィレンツェのピッティ宮殿とは、イタリア・トスカーナのフィレンツェに建つ壮麗な宮殿で、メディチ家ゆかりの美術館群を擁する観光名所です。
ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)は、イタリア・フィレンツェのアルノ川南岸、オルトラルノ地区に位置する大型の宮殿建築です。15世紀半ばに富裕な商人ルカ・ピッティの発注で建設が始まり、後にメディチ家が購入して大規模に増改築を重ねた結果、現在の広大な姿となりました。
建物はフィレンツェ独特の粗石積み(ルスティカ)外観が特徴的で、ルネサンス建築の重厚な美しさを体現しています。16世紀にコジモ1世・デ・メディチとその妻エレオノーラ・ディ・トレドがトスカーナ大公の公式居城として整備し、以降は歴代トスカーナ大公、さらにはイタリア統一後のサヴォイア王家の居城として用いられました。
現在は複数の美術館・博物館として公開されており、代表的なものとして以下が挙げられます。
- パラティーナ美術館:ラファエロやティツィアーノなどルネサンス絵画の傑作を所蔵
- 近代美術館:18〜20世紀のイタリア絵画・彫刻を展示
- 衣装博物館・銀器博物館:宮廷文化の遺産を紹介
宮殿の背後にはボーボリ庭園が広がり、イタリア式庭園の典型として世界遺産「フィレンツェ歴史地区」の一部を構成しています。フィレンツェを代表する文化観光スポットとして、年間多くの来訪者を迎えています。
使い方・例文
「ピッティ宮殿のパラティーナ美術館には、ラファエロの『大公の聖母』など名画が展示されています。」イタリア美術・ルネサンス文化・フィレンツェ観光の文脈で登場します。
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