フィリップ・ロスとは?
ふぃりっぷろす
フィリップ・ロスは、アメリカの小説家で、ユダヤ系アメリカ人のアイデンティティや性、社会を鋭く描いた作品群でピュリッツァー賞などを受賞した20世紀を代表する文学者です。
フィリップ・ロス(Philip Roth、1933〜2018年)は、アメリカ・ニュージャージー州ニューアーク出身の小説家。ユダヤ系アメリカ人としての経験、性と欲望、アメリカ社会の政治的矛盾を独自の視点と鋭い筆致で描き続け、ノーマン・メイラー、ソール・ベローと並ぶ20世紀後半アメリカ文学の巨匠と称されます。
1959年のデビュー作『グッドバイ、コロンバス』で文壇に登場し、1969年発表の問題作『ポートノイの悩み』は性と自我をめぐる率直な描写で大きな話題と論争を呼びました。以後も意欲的に作品を発表し続けました。
代表的な作品は以下の通りです。
- 『ポートノイの悩み』——デビュー後の代表的問題作
- 『アメリカン・パストラル』——ピュリッツァー賞受賞作(1997年)
- 『ヒューマン・ステイン』——マッカーシズムとアイデンティティを扱う
- 『ダイング・アニマル』——老年と性を主題にした晩年の作品
全米図書賞を2度、ピュリッツァー賞、PENフォークナー賞など数多くの賞を受賞しています。生涯にわたりノーベル文学賞の有力候補とされながらも受賞には至らず、2012年に引退を表明し、2018年に逝去しました。
使い方・例文
アメリカ現代文学を語る際や大学の文学講義で、20世紀後半の重要作家としてフィリップ・ロスの名前と作品が必ずといってよいほど言及されます。
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