フィッシャー (海軍卿)とは?
ふぃっしゃー
フィッシャー(海軍卿)とは、20世紀初頭のイギリス海軍を近代化した提督ジョン・アーバスノット・フィッシャーのことで、戦艦ドレッドノートの建造を主導したことで知られます。
ジョン・アーバスノット・フィッシャー(1841〜1920年)は、イギリス海軍の提督であり、海軍卿(First Sea Lord)として20世紀初頭の海軍改革を牽引した人物です。「ジャッキー・フィッシャー」の愛称でも親しまれました。
フィッシャーの最大の業績は、1906年に就役した戦艦ドレッドノートの建造を推進したことです。それまでの戦艦を一気に時代遅れにするほどの革新的な設計であったため、以降の近代戦艦を「ドレッドノート型」と総称するようになりました。また、巡洋戦艦(バトルクルーザー)という新艦種の導入も彼の発案によるものです。
改革はハードウェアにとどまらず、訓練制度の刷新や艦隊配備の再編成にも及びました。日本やドイツなど新興海軍国の台頭を見据え、イギリスが制海権を維持するための戦略的な近代化を推し進めました。
フィッシャーの改革は第一次世界大戦時のイギリス海軍の基盤となりましたが、ガリポリ作戦を巡るチャーチルとの対立を機に辞任するなど、晩年には政治的な摩擦も生じました。
使い方・例文
海軍史の解説や第一次世界大戦の資料で「フィッシャーが導入したドレッドノートが海戦の様相を一変させた」という文脈で登場する。
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