ファン・ティエン・ズンとは?
ふぁんてぃえんずん
ファン・ティエン・ズンとは、ベトナム戦争末期に北ベトナム軍を率い、サイゴン陥落を成功させた軍事指導者です。
ファン・ティエン・ズン(Văn Tiến Dũng、1917〜2002年)は、ベトナム人民軍の上級将校であり、ベトナム戦争を終結させた「ホーチミン作戦」の総司令官として知られています。
北部ベトナム出身で、若くしてインドシナ共産党に入党し、抗仏独立運動から活動を始めました。ホー・チ・ミンやヴォー・グエン・ザップのもとで軍歴を積み、1974年には北ベトナム軍参謀総長に就任しました。
1975年、南ベトナム政府を打倒するための最終攻勢「ホーチミン作戦」において、ズンは現地最高司令官として戦略・戦術の指揮を担いました。同年4月30日のサイゴン陥落により、30年以上続いたベトナム戦争は終結し、南北ベトナムは統一に向けて動き始めました。
戦後は国防大臣(1980〜1986年)を務め、1978年のカンボジア侵攻にも関与するなど、統一ベトナムの国防政策を主導しました。その回顧録『大勝利の春』は、作戦の内側を記した一次資料として高く評価されています。
使い方・例文
「ベトナム戦争の終結を語る場面で、ファン・ティエン・ズンの名はサイゴン陥落の立役者として必ず登場します。」
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