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ピピン3世とは?

ぴぴんさんせい

ピン3世はフランク王国カロリング朝の初代王で、カール・マルテルの息子、カール大帝の父にあたり、ローマ教皇と同盟してキリスト教世界の基盤を固めた君主です。

ピン3世(714年頃〜768年)は、フランク王国の国王です。「小ピピン」とも呼ばれ、カール・マルテルの息子としてフランク王国の宮宰を継いだのち、751年に当時の形骸化したメロヴィング朝の王クィルデリク3世を廃位してフランク国王に即位しました。これがカロリング朝の始まりです。

ピピン3世の在位において特に重要な出来事が、ローマ教皇との緊密な関係の構築です。当時、ローマ教皇はランゴバルド王国の圧迫を受けていました。教皇ステファヌス2世はフランクに援助を求めてアルプスを越え、ピピン3世と直接会談しました。ピピンはイタリアに遠征してランゴバルドを撃退し、その獲得領土をローマ教皇に寄進しました(「ピピンの寄進」、754〜756年頃)。

この「ピピンの寄進」が教皇領の起源とされ、世俗権力と宗教権力が相互に支え合う中世ヨーロッパの政教関係の出発点となりました。

主な業績をまとめると以下のとおりです。

  • カロリング朝の創始(751年即位)
  • 教皇との同盟関係の確立
  • 「ピピンの寄進」による教皇領の形成
  • フランク王国の領土拡大と内部統一

ピピン3世の死後、王国は息子たちに分割相続されましたが、やがてカール大帝(シャルルマーニュ)が単独支配を確立し、ヨーロッパ最大の帝国を築くことになります。

使い方・例文

世界史の「カロリング朝」や「中世ヨーロッパの政教関係」を扱う授業で、カール大帝の父・カロリング朝の創始者として登場します。

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