カール大帝とは?
かーるたいてい
カール大帝とは、8〜9世紀にフランク王国を統治してヨーロッパの大部分を統一し、西ローマ皇帝に戴冠した中世ヨーロッパの基礎を築いた君主です。
カール大帝(Karl der Große / Charlemagne、742年頃〜814年)は、フランク王国カロリング朝の王であり、中世ヨーロッパ史上最も重要な君主の一人です。768年に父ピピン3世の死後、兄カールマンとの共同統治を経て780年代から単独統治者となりました。
カール大帝は積極的な遠征によってフランク王国の版図を大きく拡大しました。主な征服・統合の対象には以下が含まれます。
- ザクセン人との長期戦争(約30年)によるキリスト教化と併合
- ランゴバルド王国の征服(イタリア北部)
- アヴァール人の制圧(中央ヨーロッパ東部)
- イベリア半島北部へのマルク(辺境伯領)設置
800年のクリスマスにローマ教皇レオ3世からの西ローマ皇帝戴冠は、政治的・宗教的に大きな意義を持ち、後の神聖ローマ帝国への伏線となりました。内政面では統一的な法典整備、修道院を中心とした教育・文化振興(カロリング・ルネサンス)、度量衡の統一など多くの改革を実施しました。
カール大帝の死後、帝国は後継者間の争いで分裂しますが、その統治の枠組みはフランス・ドイツ・イタリアという現代ヨーロッパ諸国の原型を形成したとされ、「ヨーロッパの父」とも称されています。
使い方・例文
ヨーロッパ統合の象徴として、EUの前身となる欧州共同体はカール大帝にちなんだ「カール賞」を欧州統合に貢献した人物に授与しています。
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