ピエール・エリオット・トルドーとは?
ぴえーるえりおっととるどー
カナダの第15代首相で、二言語主義と多文化主義政策を推進し、現代カナダの基礎を築いた政治家です。
ピエール・エリオット・トルドー(1919〜2000年)は、カナダの政治家であり、1968年から1984年にかけて(途中9か月の中断を挟む)首相を務めた人物です。ケベック州モントリオール出身のフランス系カナダ人で、法律家・知識人としての経歴を持ちます。
トルドーが最も力を注いだのは、英仏二言語主義の制度化でした。1969年に公用語法を制定し、英語とフランス語の両方を連邦公用語として定めました。これによりカナダは世界有数の二言語国家となり、フランス系住民の権利保護が大きく前進しました。
また、1982年には憲法をイギリス議会から完全に取り戻す「憲法の本国化」を実現し、カナダ権利自由憲章を制定しました。これは個人の基本的権利を明文化した画期的な法律で、現在もカナダ社会の根幹をなしています。対外的にはキューバやソ連との独自外交、核兵器廃絶運動など、独自の平和主義的立場をとりました。
多文化主義政策の推進者としても知られ、移民に対する開放的な姿勢はカナダを多様な文化が共存する社会へと導きました。そのカリスマ性から「トルドーマニア」と呼ばれるブームを巻き起こしたほどの人気を誇り、現代カナダの国家像を形作った指導者として高く評価されています。
使い方・例文
「二言語主義の父」として現代カナダ史を語る際に頻繁に登場します。また、現カナダ首相ジャスティン・トルドーは彼の息子であり、親子で首相を務めた例として紹介されます。
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