本文へスキップ

ヒンバ族とは?

ひんばぞく

ヒンバ族とは、ナミビア北部に暮らす半遊牧民の民族で、赤い粘土と脂肪を混ぜたオトジゼという塗料を全身に塗る独自の文化で世界的に知られています。

ヒンバ族(Himba)は、アフリカ南部のナミビア共和国北部、クネネ地方に主に居住する半遊牧民の民族集団です。人口は数万人規模とされ、バントゥー系の言語であるオチヒンバ語を話します。

ヒンバ族の最も特徴的な文化習慣は、「オトジゼ(Otjize)」と呼ばれる赤みがかった塗料を体や髪に塗ることです。オトジゼは赤い鉄分を含む粘土(オーカー)とバターや動物の脂肪を混ぜたもので、日焼けや害虫から皮膚を守る実用的な役割を持つとともに、美しさの象徴でもあります。特に女性が念入りに塗布し、赤みを帯びた肌と精巧なヘアスタイルが独自の美意識を体現しています。

ヒンバ族の社会は二重の系譜制度(父系と母系の両方を持つ双系制)を持ち、財産相続や宗教的権威は異なる系譜に従って伝えられます。また伝統的な宗教観として、神(ムクル)と祖先の霊への信仰があり、聖なる炎(オコルウォ)を絶やさないことが重視されます。

現代においても多くのヒンバ族は伝統的な生活様式を維持しており、牛や山羊などの家畜を管理しながら移動生活を続けています。ナミビアの観光資源としても注目されており、文化保護と観光開発のバランスが課題となっています。

使い方・例文

アフリカの多様な民族文化や伝統的な身体装飾を紹介するドキュメンタリー・写真集などで頻繁に登場します。ナミビア旅行の案内でも必ず触れられる民族であり、文化人類学の事例としても取り上げられます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語