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ヒューゴ・ド・フリースとは?

ひゅーごどふりーす

ヒューゴ・ド・フリースはオランダ植物学者で、突然変異説を提唱しメンデルの法則を再発見した近代遺伝学の先駆者です。

ヒューゴ・マリー・ド・フリース(Hugo Marie de Vries、1848〜1935年)は、オランダ植物学者・遺伝学者で、突然変異(ミューテーション)による進化理論を提唱し、近代遺伝学の基礎を築いた人物です。また、1900年にメンデルの法則を独立して再発見した3人の研究者のうちのひとりとしても知られています。

アムステルダム大学の植物学教授として長く在籍したド・フリースは、アカザの一種であるオオマツヨイグサ(Oenothera lamarckiana)を用いた育種実験を通じて、生物の形質が突然かつ大きく変化する現象に着目しました。この観察から、進化はダーウィンが主張したような緩やかな漸進的変化ではなく、突然の大きな変異(突然変異)によっても起こりうるという「突然変異説(ミューテーション説)」を1901年に提唱しました。

ド・フリースの主な業績は以下のとおりです。

  • 突然変異説の提唱(1901〜1903年「突然変異論」出版)
  • メンデルの法則の再発見(コレンス、チェルマクと同時期)
  • 浸透圧概念を植物細胞研究に応用
  • 汎生子説(パンゲン説)による遺伝素子概念の提示

現在では彼が観察した「突然変異」の多くは染色体の転座など複雑な現象であったことが判明していますが、突然変異という概念そのものを遺伝・進化研究の中心に置いた功績は計り知れず、近代生物学の発展に大きく貢献しました。

使い方・例文

生物学の教科書でメンデルの法則の歴史を説明する際や、進化論・遺伝学の発展史を扱う記事でド・フリースの名前が登場します。

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