ヒトリガとは?
ひとりが
ヒトリガとは、チョウ目ヒトリガ科に属する蛾の総称で、鮮やかな模様をもつ種が多いことで知られます。
ヒトリガは、チョウ目(鱗翅目)ヒトリガ科(Arctiidae、現在はエレビア科に統合されることもある)に属する蛾の総称です。世界各地に広く分布し、日本国内でも数多くの種類が確認されています。
最大の特徴は、その翅の鮮やかな色彩と斑紋にあります。前翅は比較的地味な褐色や灰色をしている種も多いですが、後翅に赤・橙・黄などの警告色をもつ種が多く、天敵に毒や不快な味を持つことを知らせる「警告擬態」の役割を果たしています。実際、多くの種が幼虫期に毒性のある植物を食べて体内に毒素を蓄積し、成虫になっても鳥などの天敵に食べられにくい性質をもちます。
幼虫は「ウールベア」とも呼ばれる毛虫で、全身に長い毛が生えているものが多く見られます。成長すると、この毛を使った繭を作って蛹になります。食性は種によって異なり、草本類・低木・地衣類などを幅広く食べます。
日本で代表的な種としては、キハラゴマダラヒトリやスジモンヒトリなどが挙げられます。農業害虫となる種も存在する一方で、自然生態系の中では植物の消費者として、また鳥類などの食物連鎖の一翼を担う重要な昆虫でもあります。
使い方・例文
灯火に引き寄せられて夜に飛来することが多く、夏の夜に街灯の周囲で見かける蛾の中にヒトリガの仲間が含まれていることがあります。
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